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建礼門院右京大夫集 現代語訳
326 菖蒲ふく
五月五日、菖蒲の神輿をたててある御階(みはし)のあたりの様子や、菖蒲を葺いた軒の様子も、昔見たのと変わらないが、
菖蒲(あやめ)ふく軒端(のきば)も見しにかはらぬをうきねのかゝる袖ぞかなしき
菖蒲を葺いた軒端の様子も昔見たのと変わらないのに、菖蒲の根を袖にかけるにつけても、つらさに涙が袖にかかるのが悲しい。
メモ
うきね 「うき」は憂きと泥をかけ、「ね」は泣く音と菖蒲の根をかける。
建礼門院右京大夫、平資盛との恋
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五月五日、菖蒲の神輿をたててある御階(みはし)のあたりの様子や、菖蒲を葺いた軒の様子も、昔見たのと変わらないが、
菖蒲を葺いた軒端の様子も昔見たのと変わらないのに、菖蒲の根を袖にかけるにつけても、つらさに涙が袖にかかるのが悲しい。
メモ
うきね 「うき」は憂きと泥をかけ、「ね」は泣く音と菖蒲の根をかける。