※本ページは広告による収益を得ています。
建礼門院右京大夫集 現代語訳
267 別れにし
五月二日は、昔の母(夕霧)の忌日である。気持ちは悩ましかったけれど、手などを洗って、念仏申し、経を読む法師を呼んで、経を読ませて、聴聞するにつけても、また来年の法事できないかもしれないと思うにつけても、さすがにしみじみとして、袖もま濡れた。
別れにしとし月日にはあふこともこればかりやと思ふかなしさ
年忌や祥月命日にあうことも、これが最後ではないかと思うと、悲しいことです。
メモ
建礼門院右京大夫、平資盛との恋
※本ページは広告による収益を得ています。
五月二日は、昔の母(夕霧)の忌日である。気持ちは悩ましかったけれど、手などを洗って、念仏申し、経を読む法師を呼んで、経を読ませて、聴聞するにつけても、また来年の法事できないかもしれないと思うにつけても、さすがにしみじみとして、袖もま濡れた。
年忌や祥月命日にあうことも、これが最後ではないかと思うと、悲しいことです。
メモ