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建礼門院右京大夫集 現代語訳

238 さだめなき

ただ同じことばかり、思いの晴れる時もなく思いながら、それでもさすがに命は絶えるでもなく生きながらえていくうちにつらいことばかりを聞き重ねている様は言いようがない。

さだめなき世とはいへどもかくばかりうき例(ためし)こそ又なかりけれ

無情な世だとはいうけれども、これほどまでにつらい例はまたとないことです。

 

メモ

 


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