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建礼門院右京大夫集 現代語訳

166 つくづくと

大体の身の振り方も落ち着く先もないことに加えて、心の中もいつということもなくいつも物悲しく日を送っていた頃、秋にもだんだんなってきた。風の音はそうでなくてさえ身に染みるのに、たとえようもなくながめられて、星合(ほしあい)の空を見てもあわれである。

つくづくとながめすぐして星合の空をかはらずながめつるかな

つくづくと物思いのうちに日を送ってきて、今宵2つの星が会う七夕の空をいつに変わらず眺めていることだ。

 


メモ

 


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