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建礼門院右京大夫集 現代語訳

163 雲のうへを

宮に仕える人で、常に消息しあう人が、「ところでその人はこの頃はいかがでしか」と言ってきた返事のついでに、

雲のうへをよそになりにしうき身にはふきかふ風の音もきこえず

宮中を離れてしまった憂き身には、風の便りも聞こえてきません。

 


メモ

 


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