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建礼門院右京大夫集 現代語訳
161 ながめいづる
東は長楽寺の山の上が見やられたが、親しかった人を葬った山の峰、卒塔婆が見えるのもあわれであるが、家の中から眺めやると、たちまち空がかき曇って、山も見えず、雲が覆ってくるのも、たいそう物悲しい。
ながめいづるそなたの山の木ずゑさへたゞともすればかき曇るらむ
あちらの山を眺めやっていると、山の梢さえどうかするとかき曇ってしまう。
メモ
建礼門院右京大夫、平資盛との恋
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東は長楽寺の山の上が見やられたが、親しかった人を葬った山の峰、卒塔婆が見えるのもあわれであるが、家の中から眺めやると、たちまち空がかき曇って、山も見えず、雲が覆ってくるのも、たいそう物悲しい。
あちらの山を眺めやっていると、山の梢さえどうかするとかき曇ってしまう。
メモ