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建礼門院右京大夫集 現代語訳
124 をりをりの
その頃、塵が積もっていた琴を弾かないで多くの月日が経ってしまったと見るのもあわれで、宮(建礼門院)に常に近くにお仕えする人の笛に合わせるなどあそんだことが、たいそう恋しい。
をりをりのその笛竹のおとたえてすさびしことの行方しられず
折々の宮の側近の人々の吹く笛の音も聞かれなくなって、笛の音に合わせて琴の弾いたことも遠くのこととなってしまった。
メモ
建礼門院右京大夫、平資盛との恋
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その頃、塵が積もっていた琴を弾かないで多くの月日が経ってしまったと見るのもあわれで、宮(建礼門院)に常に近くにお仕えする人の笛に合わせるなどあそんだことが、たいそう恋しい。
折々の宮の側近の人々の吹く笛の音も聞かれなくなって、笛の音に合わせて琴の弾いたことも遠くのこととなってしまった。
メモ