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建礼門院右京大夫集 現代語訳

123 恋ひわぶる

心ならず宮(建礼門院)の御所に参上しなくなった頃、いつものように月を眺めて夜を明かしたが、見ても飽きることのなかった建礼門院の御面影が驚いたことだ、このような状態であっても月日は経つものだと、胸がいっぱいになり、恋しく思い申し上げて、

恋ひわぶる心をやみにくらさせて秋のみやまに月はすむらん

恋しさにたえかねて心が真っ暗になっていますが、中宮の御所では澄んだ月が見えるのでしょう。

 


メモ

秋のみやま 皇后、中宮、またその御殿のことを「秋の宮」という。「秋の深山」にかけている。


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