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建礼門院右京大夫集 現代語訳

199 なにとなく

なにということもないことを、私も人も言っていた折り、思わぬ物の言いそこないをして、それをよく言われなかったのも、後で思うとあわれに悲しくて、

なにとなくことの葉ごとに耳とめて恨みしことも忘られぬかな

なにということなく言った言葉の言いそこないを耳にとめて、あの人が恨み言を言ったことも忘れられないことです。

 


メモ

 


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