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建礼門院右京大夫集 現代語訳
157 まよひいりし
どこかで読経がほのかに聞こえているのが、たいそう世の中がしみじみともの悲しく思われて、
まよひいりし恋路くやしき折にもすゝめがほなる法(のり)の声かな
恋の道に迷いこんだことを悔やんでいる折も折、出家をすすめているかのような読経の声が聞こえてくる。
メモ
建礼門院右京大夫、平資盛との恋
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どこかで読経がほのかに聞こえているのが、たいそう世の中がしみじみともの悲しく思われて、
恋の道に迷いこんだことを悔やんでいる折も折、出家をすすめているかのような読経の声が聞こえてくる。
メモ