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建礼門院右京大夫集 現代語訳
129 めづらしや
いろりの傍に、こごき(小さな蓋付きの椀のことか)に水が入っているのがあったが、月が射し込んで映ってるのが、いいようもなく心にとまって、
めづらしや月に月こそ宿りけれ雲井の空よたちなかくしそ
めずらしいことだ。つき(坏)に月が映っている。空にいる雲よ、このめずらしい景色を隠さないおくれ。
メモ
建礼門院右京大夫、平資盛との恋
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いろりの傍に、こごき(小さな蓋付きの椀のことか)に水が入っているのがあったが、月が射し込んで映ってるのが、いいようもなく心にとまって、
めずらしいことだ。つき(坏)に月が映っている。空にいる雲よ、このめずらしい景色を隠さないおくれ。
メモ