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建礼門院右京大夫集 現代語訳

052 みし人は

催馬楽(さいばら)によせる恋

みし人はかれがれになるあづまやにしげりのみするわすれ草かな

かつて逢った人は疎遠になって、東屋に忘れ草がどんどん茂るように忘れられていくことだ。

 


メモ

催馬楽 上代の各地の民謡や戯れ歌などを雅楽風に編曲したもので、平安時代中期に流行しました。

あづまや 催馬楽の歌曲名。

わすれ草 萱草(かんぞう)の古名。

『夫木抄』雑十八


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