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建礼門院右京大夫集 現代語訳

039 おぼつかな

名所のすみれ

おぼつかなゝらびの岡のなのみしてひとりすみれの花ぞ露(つゆ)けき

おかしなことだ。並びの岡というから並んでいるのかと思ったら、それ花ばかりで、ひとりスミレが露に濡れて立っていることだ。

 


メモ

ならびの岡 京都市右京区花園にある岡。


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