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建礼門院右京大夫集 現代語訳

036 夜をのこす

暁のよぶこどり

夜をのこす寝覚にたれをよぶこどり人もこたへぬしのゝめの空

まだ夜が明けきらない頃、目を覚ますと、誰を呼ぶのか、呼子鳥が誰も答えるもののない明け方の空を鳴いて飛んでいる。

 


メモ

よぶこどり 呼子鳥。かっこう。

『夫木抄』春五に所収。


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