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建礼門院右京大夫集 現代語訳

184 - 185 霜がれの/花といへば

冬深い頃、わずかに霜枯の菊の中に、新しく咲いている花を折って、ゆかりある人が司召除目に官を得ることができなくて嘆くことがあったが、歌をいいおこしていた。

霜がれの下枝(したえ)に咲ける菊みれば我(わが)ゆくすゑもたのもしきかな

霜枯の下枝に咲いている菊を見ると、私の将来も頼もしいものだ。

と申した返しに、

花といへばうつろふ色もあだなるをきみが匂ひはひさしかるべし

花といえば色も移ろいはかないものですが、あなたの繁栄は久しいことでしょう。

 


メモ

 


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