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建礼門院右京大夫集 現代語訳

035 花をこそ

暗い空の帰る雁

花をこそ思ひもすてめ有明の月をもまたでかへるかりがね

花を見ようともせず、有明の月をも待たないで、空を飛んで帰る雁。

 


メモ

『新後拾遺和歌集』春中に所収。


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